ジャンクフード天国日本と花粉症
2006-11-17


イギリスではジャンクフードのテレビ広告規制を年明けから計画している、とのこと。一歩前進ですが、これが彼の国のこと、というのが残念です。というのも、日本こそジャンクフード大国としてその名を馳せているからです。

東京都の無知と無思考からくる愚策、というより蛮行であるスギの大量伐採計画を取り上げましたが、いわゆる「花粉症」もまた、現代の社会的な病の一つでもあるのです。体質というより、身体の内部の形成にさえかかわってくるのはその食物摂取に起因します。『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』で有名な安部司氏もその恐ろしさと騙す手口をおもしろおかしく述べていましたが、テレビを中心とした媒体(マスメディア)を通じた飽きさせない一方でしつこい宣伝と販売展開は慣れを生んでいるところにその隠れた恐ろしさがあります。そういった本来摂取すべきでない物質を飽きることなく、ためらうことなく、そしてほとんど無意識のうちに取り込んできた私たちにこそ、「花粉症」を発症させる引き金があるのです。

著名なカップ麺はもちろん(これなど添加物や怪しげな物質の固まり)、世界展開しているマクドナルドやケンタッキー、ミスタードーナツなど、あふれるこの種のジャンクフードはなくすべくマスメディアは報道・宣伝すべきでしょう。なによりその危険性、生体での蓄積や障害の発現の可能性などをもっとはっきりと述べるべきです。

とりわけその見えない症状として、神経・精神に与える影響や結果はビデオゲームより深刻であるはずで、かかりやすい、うけやすい傾向にある人たちやその子供たちに反社会的行動として現出させているとしか思えません。イギリスに遅れたと言わずに、日本もせめて宣伝規制を今からでもすべきです。その方があほな東京都知事よりよほど「花粉症」の抑制・治癒に有効なはずです。

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