でも、問題なのは、おそらく当初から同じ代議士・党員ならわかっていたはずの問題を抱えた人を任命し、庇い続けた首相の態度とその意図です。死を選ばせたのは、死まで結局のところ追い込んでしまったのは、本人以上に、とめられたはずの首相です。早い段階で、退かせ、大臣の重責をおろさせていたなら死をもって、とまでは至らなかった、と信じます。農林水産行政の責任者として、あるべき姿勢を持ち得なかったのは周知の事実を軽く考えすぎた首相の浅はかさゆえ、それこそがこの結果を招いた主因だと思うのです。
この現実と世論調査といくつもの疑惑や失言失態を見るにつけ、安倍内閣はすでに死に体であり、この象徴的な現職閣僚の自殺そのものがこの内閣の自死に至る頂点でしょう。首相こそ、潔く、今すぐに総辞職して終わらせるべき、そのときだと私は思います。死を持って守ろうとしたものが何だったのか、政治家はどうすべきか、「美しい国」を造りたいのなら、決断して国民に問うべきでしょう。
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